浦島太郎の教訓って一体何なの?
小さい頃からなんとなくおかしいと思っていて、大人になった今でもまったく理解不能な昔話があります。
それは・・・
「浦島太郎」
(画像:Wikipedia)
あらすじ
漁師の浦島太郎は、子どもが亀をいじめているところに遭遇する。太郎が亀を助けると、亀は礼として太郎を竜宮城に連れて行く。竜宮城では乙姫が太郎を歓待する。しばらくして太郎が帰る意思を伝えると、乙姫は「決して開けてはならない」としつつ玉手箱を渡す。太郎が亀に連れられ浜に帰ると、太郎が知っている人は誰もいない。太郎が玉手箱を開けると、中から煙が発生し、煙を浴びた太郎は老人の姿に変化する。浦島太郎が竜宮城で過ごした日々は数日だったが、地上では700年が経っていた。(Wikipedia)
というものですが、この教訓って一体何?
普通昔話は、
・最後には悪い奴はやられる
・貧しくても心がキレイな人は最後にはいい目をみる
といった教えが込められていますが、浦島太郎は?
太郎が亀を助けると、亀はお礼に竜宮城に招待する → ここまではOK。
そこで鯛やヒラメなど美味しい物食べて、美女がいろいろ歓待してくれて(要するに女遊び?)、楽しい思いをする → まあそれもありでしょう。
これで話が終わったら、「善行(弱いものを助ける)をすると、いいことが待っている」という教訓になって、チャンチャン。
・・・なのにここで「玉手箱」の登場。
どうして乙姫は「絶対に開けてはいけない」などと言って、人に贈り物をするような失礼な真似をするのか?
どんだけ性格悪いの?
竜宮城での太郎の態度が悪かったのか?(酒乱だったとかお姉ちゃん達に変態エロエロになったとか)
だったらさっさと追い返せばいいだけの話。
なんで開けてはいけないものを贈るなんて手の込んだ嫌がらせをするのだ?
太郎が約束を守れるか試した?
何のために???
私の友人も「浦島太郎」には疑問を感じていたらしく、彼女なりの教訓は、「美人と知らない人のおいしい話には気をつけよう」だそうです。なるほど、現実的な彼女らしい考えです(笑)
ちなみになんでもストーリーを愛に結びつけたがる旦那の解釈では、この話は「異生物間の愛の話」だそう(えええ!?)
「浦島太郎と乙姫は竜宮城で恋に落ち、乙姫は身篭った。だが乙姫は浦島太郎について行き、陸上での生活を行なう決心がつかない。そこで乙姫は太郎が本当に信頼できる人物かどうかを試すことにする。すなわち「玉手箱」の登場。本当に約束を守れる男なら私はついて行こうではないか、と。しかし太郎は約束を破って玉手箱を開けてしまったため、乙姫から復讐される(→ジジイになってすぐに死ぬ)」
つまり教訓は、「愛に嘘はいけない」だそうです。
もうさっぱりわからん・・・