ドロン女が行く

海外を転々とした挙句今はアメリカ永住の40代女子による、「それおかしくない?」に毒吐きながらツッコむブログ。自由な生き方や考え方、またアメリカ生活や旅行などついても書いています。

犬と猫はここまで違う! 「犬の十戒」と「猫の十戒」

うちには犬2匹と猫1匹がいます。

もともと犬派で、猫を飼うなんてことは人生の選択にまったくありませんでした。

が、去年犬の散歩をしていた時に、段ボール箱に捨てられていた生後2週間(獣医で判明)の子猫6匹を保護してしまったのです。

3時間おきに旦那と交代で夜中もミルクをやったりしていると情が湧いてしまって、6匹の中で1匹だけなんだかおかしな子がいたのですが、その変さ加減にはまってしまい、その子をうちで引き取ることに(ほかの5匹は無事譲渡されました)

今まで何も知らなかった猫のことを勉強し始めましたが、犬との決定的な違いは何をおいても「群れで生きない」ことなんですね。

犬は、というか、もともとの種であるオオカミはパック(群れ)で生活するため、パックの中にリーダーがおり、リーダーの指示に従って狩りをしたりします。

なので人間がしっかりとしたパックリーダーになれていれば、犬との生活はいたって良好。


・・・が、猫。

子猫時代や繁殖のシーズンを除いて、一人で狩りをして餌を取り、一人で生きていくため、誰かの指示には従わない。というか従う必要がない。故にこちらが何を言っても言うこと聞かない!

最初は信じられませんでした。「No」が通じないとは!

今まで犬との生活に慣れていたので、猫の習性を理解して、その上で「かわいい」と思えるまで8か月かかりました(笑)

今じゃ、犬好きの意見も、猫好きの意見も、両方理解できるようになったんですけどね。めでたし、めでたし、かな、一応。


ということで、犬と猫の違いをよく表す「犬の十戒」と「猫の十戒」を日本愛玩動物協会のサイト(https://www.jpc.or.jp/nagasaki/archives/59/)より引用しておきます。


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犬の十戒

第一戒 私の生涯はだいたい10 年から15 年です。あなたと別れるのは何よりもつらいのです。私と暮らし始める前に、どうか別れのことを考えておいてください。
第二戒 あなたが私に望むことを理解するまでには、少し時間がかかります。
第三戒 私にとって一番大事なことは、あなたから信頼してもらえることです。
第四戒 私のことを長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたにはあなたの仕事や楽しみもあり、友達だっているでしょう。でも、私にとってはあなたがすべてなのです。
第五戒 私にちゃんと話しかけてください。あなたの話している言葉の意味はわからなくても、話しかけてくれるあなたの声はよくわかるのです。
第六戒 あなたが私にどんなふうにしてくれたか、それを私は絶対に忘れません。
第七戒 私をたたいたりする前に、私はあなたを噛んだりしていないことを思い出してください―私の歯はあなたの手の骨をかみ砕くことぐらい簡単にできるのに。
第八戒 私が言うことを聞かないと怒る前に、なにか原因があるのではないかと考えてみてください。食事はちゃんとしているか、かんかん照りの日なたに置き去りにしてないか、年を取って体が弱ってきていないか、と。
第九戒 私が年を取ったら、どうか優しく世話をしてください。あなただって、年老いたら同じようにそうなるのですから。
第十戒 私が旅立つその時を安らかに迎えられるように、どうか最期まで一緒にいてください。「かわいそうで見ていられない」なんて言わないで、私を独りぼっちで逝かせたりしないでほしいのです―だって、私はあなたが大好きなんですから。


もう読んでるだけでウルウルしてきます。ほんと、犬ってこの通りなんですよね。




が、猫。


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猫の十戒

第一戒 私の生涯はだいたい15 年くらいしかありませんが、たまに20 年以上生きてしっぽが裂けます。ほんのわずかな時間でもあなたが離れていると腹が立ちます。私が家族になってやるので、そのことを覚悟しなさい。
第二戒 あなたが私に望むことを理解するつもりはありません。待っても無駄です。
第三戒 私を崇拝しなさい。私にとってそれが一番大事なことなのです。
第四戒 私を長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしてはなりません。でも狭いところは好きなのでダンボール箱を用意するのは許可します。あなたには仕事や楽しみもあり、友達だっているかもしれませんが、私のお世話をすることに勝る悦びはないはずです。
第五戒 私に話しかけなさい。あなたの話していることが何かはどうでもいいですが、話しかけるあなたの声はわかるのです。ほめ言葉は特に。
第六戒 あなたが私にどんなふうにしてくれたか、私は決して忘れません。恨みは倍返しします。
第七戒 私をたたいたりする前に思い出しなさい。私の歯はあなたの手の骨をかみ砕くことぐらい簡単にできるのに、気が向いたときにしかかまないようにしていることを。
第八戒 私が言うことを聞かないと怒る前に、まずは自分に問い掛けてみなさい。たっぷり食事を与えてましたか? それは私の好きなシーバですか? 日なたで気持ちよく昼寝をしているのをじゃましませんでしたか? もしかすると年を取って体が弱ってきているのかもしれませんが、どのみち私がしたいことに従わないほうが悪いのですから、あきらめなさい。
第九戒 私が年をとっても世話をしなさい。あなたも同じように年をとりますが、私は年をとってもかわいいのです。
第十戒 最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送りなさい。「かわいそうで見ていられない」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言うのは許しません。なでなさい。なで続けなさい。かわいいね、いい子だねと言いなさい。言いまくりなさい。そうすれば私は着換えの時間を少し短くしてやってもよいです。まあ、気が向いたら。

私の上から目線なんて猫に比べりゃかわいいもんだったわ、と私は思ったのですが、旦那は、猫を飼うようになって私のことが理解できるようになったと言う。どーゆーことなのさ!