他人の目なんか気にせず、何歳が何着たっていいじゃないか。
日本に帰る度に実感させられること、それは・・・
年齢を気にしないといけない
人の目を気にしないといけない
ということ。
もちろん都会と田舎では大きく違うのでしょうが、それでも私が住んでるアメリカと比べると違いは大きい。
アメリカにいると、公的資料に記入などという場合以外に年齢が必要になることがないので、自分の年齢を気にする、というか意識することがありません。
仕事の面接でも、アパートの申し込みでも、年齢を聞いたり書かせたりするのは違法です。
私が30代後半だった時、日本から来た人に「おばさん、おばさん」と言われたことがあったのですが(親しい人)、その時に初めて
「私っておばさんだったのか」
と気づいた次第。
30歳後半で気づくって、遅いよ!と突っ込まれるかもしれませんが、それまで自分が「おばさん」というカテゴリーに入るなんて思いもしなかったというお気楽なワタシ。「おばさん」とは常に自分より10歳ぐらい年上の人だと思っていたらしい。
だから日本の本を読んでると、30歳ぐらいなのに「もうおばさんだから」という記述があったりして、びっくりでした。
30歳って、まだひよっこじゃないか。
「タンクトップは痛い」
そして日本では、年齢に見合う服装が求められているらしい。
今年の梅雨の時期に日本に帰っていたのですが、連日38℃ぐらいで一日中土砂降り。
砂漠気候のロサンゼルスに10年以上も暮らし、日本の夏を経験するのは10年以上ぶりということで、とにかく湿度に耐えられない。
日本人なら「カラッとして過ごしやすい」というハワイでさえ、到着初日は湿気にやられて吐き気が止まらずヘトヘトになってるというのに、日本の梅雨なんて!
当然暑いのでタンクトップを着ていたのですが、弟から、
「その歳でタンクトップは痛い」
と言われました。
え、タンクトップに年齢が関係あるの!?
別に露出狂みたいに肌を見せる服ではなく、ごくごく普通のタンクトップです。
が、こういうのは日本では「インナー」扱いなのだと。
まあ、10代のピチピチした肌の子が着れば立派にアウターでOKなのかもしれませんが、30代、ましてや40代半ばはインナーなのだそうです。
リゾートファッションじゃなくて普段着です
そういえば今年の夏ハワイで、日本から来た旦那の妹とその彼氏と合流したのですが、会うなり、
「わ〜! もうすでにリゾートだね!」
と言われました。
私と旦那の格好がハワイというリゾートアイランドに合わせたファッションだと思ったらしいのですが、いや、今朝ロサンゼルスから飛行機で飛んできたそのままの格好ですから! つまり、まったくの普段着。
「まったくの普段着」を、日本から来た人は「リゾートファッション」だと思うぐらい、だらけた格好というのか、露出多めというのか、リラックスしすぎな格好だったらしい。
そういえば義妹とその彼氏は(私達からすると)ものすごく暑そうな格好をしてたな・・・
アメリカはどんなかんじ?
対するアメリカは「お願いだから、ちょっとぐらい他人の目を気にしてください」と言いたい人がいっぱい。
どこが腹でどこが胸かわからない、前から見ても横から見ても同じ太さな人がピチピチタンクトップを当たり前に着てるし、ブラのひもが見えるのはどんな年齢でも気にするようなことではないらしい。
いや、ひもならいいんですが、背中が大きく開いた服なのに普通にブラをしてる人もたくさんいます。だからブラが後ろから丸見え。もちろん「見せブラ」ではなく、普通にベージュとかだったりします。
これ以上太るのは不可能というぐらいの人が、セルライトだらけの太ももを丸見えにして短パン履いてるのも普通。
これだと「見せられる方の身にもなってみろ!」と言いたくなります。
が、やっぱりこっちが楽。
何着たっていいじゃないか
日本だと10代や20代前半ぐらいなら露出が多くても奇抜でもいいようなのですが、30も超えるとそれなりの格好をしないとダメなのだと弟に散々言われました。
別に半ケツだとか半乳だとかいうような露出をしてるわけでもないし、不潔な格好で他人に迷惑をかけているわけでもない。
そんなにみんな他人の服装をチェックしてるもんなの?
私自身が人のことをあまり見ないし、見ても気にしないため、「他人が自分を見てる」という方向に意識が行かないのです。
でもドレスコードがあるところで自由すぎる格好をしてるわけでもなし、普段何歳が何着たっていいじゃないか。
どうして他人の目を気にして服装を決めないといけないの?
そもそも誰が私の格好を見てるっていうの?